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Sustainability

サステナビリティへの取組み

KPMGは、よりサステナブルな未来を構築するために、環境、社会、ガバナンス(ESG)に対する取組みを「KPMG:Our Impact Plan」として報告しています。
「People」「Prosperity」「Planet」「Governance」を重要領域と位置付け、さまざまな活動を実施しています。

People

IDE(インクルージョン、ダイバーシティ&エクイティ)、人権

KPMGでは、一般的な略称であるDEI の順番をIDE(Inclusion, Diversity & Equity)に 置き換え、Inclusion=belonging、つまり“自分の居場所はここにある”と定義しています。KPMGで働く一人ひとりが“自分の居場所はここにある”と感じ、心地よく、安心して仕事に打ち込み、キャリアを伸ばし、能力を最大限に発揮できる“環境”があってこそ、Diversityが成り立つと考えるからです。
一人ひとりの多様で独自な経験、 文化、アイデンティティ、考え方を受け入れ、尊重し、 協力的でオープンかつインクルーシブな環境を目指すとともに、IDEを組織のカルチャー とするために、 KPMGインターナショナルでIDE Collective Action Planを定め、浸透 のためのさまざまな活動や取組みを行っています。

アンコンシャスバイアス/心理的安全性

管理者向けに、アンコンシャスバイアスや心理的安全性をテーマにIDE推進についての研修を実施。

ダイバーシティ関連研修

外部講師を招き、ダイバーシティに関するさまざまなテーマについての講演会を毎年実施。

健康とウェルビーイング

職員一人ひとりがウェルビーイングを実現しながらプロフェッショナルとして活躍し続ける、長期的に働きやすい環境を提供するために、さまざまな制度を整備しています。

フレキシブル・ワーク・プログラム
(FWP:育児、介護)

週2日を限度とする労働日数免除、短時間勤務、時差出勤、時間外勤務免除等

産後パパ育休、育児休業、FWP育休

男性は子が1歳になるまでの間に最大4回に分割して育休取得が可能

配偶者等出産休暇

外部機関カウンセリングサービス

メディカル特別休暇

カフェテリアプラン

  • 2020監査法人初
    プラチナくるみん取得

  • トモニンマーク取得
    仕事と介護の両立をサポート

  • 男性育児休業等 取得率

    育児休業または配偶者等出産休暇を取得した者の割合

  • Voice.01

    育児休業取得者

    育児には積極的に参加したいと思っていたので、育児休業の取得は自然な流れでしたが、当時男性が取得しているケースは多くはなかった印象です。しかし、取得の旨を申し出た際の周囲の反応は驚くほどポジティブで、クライアントの方も含めて「今後は内山さんみたいな人が増えていくといいよね」と非常に好意的な反応を頂いたことが印象的でした。結果として、2回に分けて計3 ヵ月の育児休業を取得し、非常に有意義な時間を過ごすことができました。今では男性の育児休業取得について、社内の雰囲気も当然に取得するものとして認知されてきているように感じています。今後も育児と仕事の二刀流で頑張っていきたいと思います。

    内山

    Uchiyama

    第1統轄事業部
    マネジャー / 2010年入社

  • Voice.02

    フレキシブル・ワーク・プログラム利用者

    入社後に子どもが3人生まれ、いずれも育児休業を取得しました。復職後はFWP(フレキシブル・ワーク・プログラム)を利用し勤務時間を短縮して働いています。クライアント先に訪問し業務を行うことが主ですが、業務内容によっては在宅勤務ができるため、通勤時間を短縮でき、仕事・育児との両立がしやすいです。まわりでも男性・女性を問わず、2日間の労働日数免除勤務や、時間外勤務免除といったFWPを利用している職員がおり、社内に両立支援制度が認知され、浸透していると感じます。このような制度を利用しつつ、限られた時間内で最大のパフォーマンスを発揮することを意識し、チームメンバーの理解を得られるように努めています。

    中村

    Nakamura

    第2統轄事業部
    アシスタントマネジャー / 2013年入社

  • Voice.03

    イクボス

    私自身、現在保育園に通う2人の男の子の父親で、親の介護も経験しています。子育てや介護は自分の思いどおりにいかず、時に悩むこともあります。私は、後輩から家庭との両立に関する相談を受けるとき、まず共感を示すことを大切にしています。「そうだよね」の一言が心を和らげ、育休や働き方を相談しやすい雰囲気を作り出すと思うからです。また、必要な時に心置きなく休めるよう、普段からチーム全体として業務効率を上げることに注力しています。男性が育児休業を取得し柔軟に働けることは、女性のキャリア継続にも大事です。お互い無理をせず、仕事と家庭の両立ができるよう、1人のイクボス※として引き続き取り組んでいきたいと思っています(左:冨山)。

    ※部下の育休取得や短時間勤務などがあっても、業務を滞りなく進めるために業務効率を上げ、仕事と私生活を両立できるように配慮し、自らも仕事とプライベートを充実させている管理職のこと。

    冨山

    Toyama

    第5統轄事業部
    パートナー / 2002年入社

ジェンダー・ダイバーシティ
への取組み

持てる力を最大限に発揮し、多様なキャリアを経験しながら、個性を磨き、自己成長を促進するための基礎となる各種施策を継続的に実践しています。

  • Working Women’s Network

    あずさ監査法人に所属する女性職員によるネットワーク。「女性が働きやすい職場は、誰にとっても働きやすく能力を発揮できる職場」という視点で、働く一人ひとりに成長・能力開発の機会や相互研鑽の機会も提供しています。

  • 不妊治療と仕事の両立支援について

    仕事との両立可能な働きやすい環境整備や職場風土醸成のため、不妊治療についての基礎知識や両立するうえでの課題、周囲や部下に該当者がいた場合の対応事項などをまとめたe-learningを作成。また不妊治療で利用可能なメディカル特別休暇を新設しました。

  • 女性リーダー育成・キャリア支援の
    ための取組み

    知識や課題解決に向けたスキルの獲得、キャリア意識向上、キャリア形成支援や能力開発のための研修を実施しています。また、若手のうちから積極的にKPMGメンバーファームへの派遣を推進して、グローバルで活躍する女性人材の育成をしています。さらに単身子連れでも海外赴任しやすいよう、海外赴任時のベビーシッター費用補助制度が新設されました。

  • 国際女性デー

    3月8日の「国際女性デー」にあわせ、3日間にわたる社内イベントを開催。社内のパネルディスカッション、社外有識者による講演会など、自分らしく働き続けるキャリアを描く機会を提供しています。イベントには男性も参加しています。

  • 輝く女性の活躍を加速する
    男性リーダーの会

    内閣府が支援する、全国各地のさまざまな業種の男性経営者等が集う「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」の行動宣言に賛同し、ジェンダー平等と女性活躍推進のための取組みにトップがコミットメントしています。

LGBTQ+に関する取組み

LGBTQ+への理解を深め、SOGIE(性的指向、性自認、性表現)にかかわらず、一人ひとりがプライドを持ち、パフォーマンスを発揮できる企業を目指し取組みを進めています。

東京レインボープライド2024出展

特定非営利活動法人 東京レインボープライドが開催する、「“性”と“生”の多様性」を祝福するイベントに参加しています。

婚姻の平等に対する賛同

各国の在日商工会議所が合同発表した婚姻の平等に関する意見書や「Business for Marriage Equality」に発足時より賛同を表明しています。

人事関連制度における配偶者定義(同性婚含む)

各種導入している人事制度の一部において、同性婚の相手方を含むものとしています。

Prosperity

私たちはプロフェッショナルの知見を活かし、社会・経済を豊かにするための行動に責任を持って取り組みます。

  • Education 教育は社会を変える

    「教育は社会を変える」という信念と、私たちの信頼の核となっている専門的知見という資源を活用し、次世代を担う若者への教育支援活動に注力しています。

    KPMGジャパンの主な取組み

    • 会計監査教室
    • キャリア教育プログラム
    • サイバーセキュリティ講座
    • イノベーション講座
    • 財務経理女性リーダー育成セミナー

    特別協賛を行ったCEEジャパンエコノミクスビデオコンテストの表彰式

  • Community 社会課題を解決する
    コミュニティとの協働

    サステナブルな未来創造への責任を担う企業として、私たちを支えている
    社会のコミュニティと協働し、社会課題の解決に挑みます。

    KPMGジャパンの主な協働団体

    • 日本ブラインドサッカー協会
    • クリアソン新宿
    • オルフェウス室内管弦楽団

    パートナーシップを結ぶ
    日本ブラインド
    サッカー協会とさまざまな
    取組みに挑戦

    障がいのある子どもたちを
    オルフェウス
    室内管弦楽団のコンサートへ招待

Planet

私たちは、環境への負荷を低減し、より持続可能で強靭な未来を構築します。

脱炭素

ネットゼロに向けて2030年までに炭素排出量を2019年度比で50%削減

気候変動リスク

気候変動の影響に関する情報発信とソリューションの提供

自然および生物多様性

ネイチャーポジティブな未来の構築

自然環境保全活動「東京グリーンシップ・アクション」に参加

Governance

私たちのすべての行動は、パーパスと行動指針を基軸にしています。 私たちは責任と自覚を持って、正しいことに正しい方法で取り組みます。

パーパスを基軸としたビジネス

・サステナブルな経営基盤の構築・維持
・高品質な業務遂行

法令遵守と社会全体の利益のための行動

人権の尊重

あずさ監査法人では専務理事会メンバーの一員としてガバナンス向上に、そして、日本公認会計士協会の副会長として資本市場のガバナンス向上に資する活動に取り組んでいます。

小倉 加奈子 専務理事