クライアントとともに
最適解を考え抜き、
いかに+αのバリューを
創出するか?
加納Kano
金融統轄事業部
シニアマネジャー / 2007年入社
Career
Interview.01
現在、どのような仕事に
携わっているのですか?
総合金融会社に加えて証券会社の監査を担当しています。私が携わっている総合金融会社は、多岐にわたるビジネスを国内外で展開しているために、監査もグローバル。グループ全体の監査として、海外の監査チームとのコミュニケーションや海外出張の機会が多くあります。私は2017年に1年間、シドニーに駐在しており、語学をはじめその時に得た経験が大いに生きています。また、企業買収も頻繁なため、企業結合会計の時価評価や、新たな取引の会計処理などの検討を行う機会も多くあります。非常にダイナミックな監査経験を積んでおり、毎日新鮮な気持ちで仕事に向き合っています。また、新人時代ぶりの証券業の監査にも携わっており、監査人交代という貴重な経験もしました。あずさ監査法人に入社して十数年が過ぎましたが、現在も日々多様な経験を積んでいるという実感があります。
Interview.02
公認会計士としての醍醐味を
実感するのはどんな場面ですか?
私が担当している総合金融会社では、“独創性”が企業文化として根づいており、取引なども前例にとらわれずスピーディーです。そのため、企業買収の会計処理に関する照会内容なども前例がなく難易度が高いことが多く、かつ、迅速な回答が求められます。クライアントが意志決定を行うためには、会計上の影響を含めて取引の経済合理性を検討することが不可欠です。監査人には、会計基準などに照らして合理的で、クライアントにとっても納得感のある会計処理の迅速な検討が期待されます。会計基準に当てはめて一方的に処理を決めるだけなら、AIにも可能かもしれません。そうではなく、クライアントの意図を斟酌し、最適解をともに考えて、いかに+αのバリューを提供するか。そこが公認会計士の腕の見せどころだと思っています。
Interview.03
仕事に向き合ううえで
大切にしていることを
教えてください。
誠実であることです。いつでも相手の意見によく耳を傾け、その意図がどこにあるのかを自分なりに考えるようにしています。そして次は、その意見に対して真っすぐに向き合って検討すること、よく話し合うこと。このプロセスが仕事をするうえで非常に大切だと思っています。それはクライアントに対しても、上司を含む監査チームのメンバーに対しても同じです。この積み重ねが相手との信頼関係を築き、自分の成長を後押しし、そして長期的に見るならば自分の仕事を楽にしてくれると信じています。その場しのぎの対応は楽かもしれません。しかし、結局のところ、自分の成長には繋がらず、長い目で見れば時間の無駄になってしまうのではないでしょうか。辛い時こそ、“Do the right thing”。いつでもこの気持ちを大切にして、誠実であることを心掛けています。
Off-Time
オフタイムの過ごし方
いつの日か、大好きな登山と音楽に没頭する週末を夢見つつ、今はまだ子供が小さいので、家族と一緒に遊ぶことと、家事(料理、洗濯など)に全力投球しています。